【イヴ・ガーデン】言葉で広がる色彩の世界

    🌈色の学び🌈

    「わーきれい。花が咲いたよう。力が湧いてくるような、全身がよろこびに満ちるかのようです。」

    この言葉を聞いて、どの方も明るさを感じると思います。色のイメージは、鮮やかな色、明度と彩度の高いコントラスト感が浮かぶかもしれません。

    では、素材や形(洋服のデザイン)はどうでしょうか。
    素材は、サテンやオーガンジー、リネンのようなやわらかい中にナチュラルさのある質感、デザインはドレスやワンピースなどの花びらのような形がイメージされるのではないでしょうか。

    普段私たちは、色を見てさまざまなイメージを思い浮かべることは容易いのですが、文章から色や形を捉えてみると、意外な発見や新しい視点が広がり、日常が少し特別なものに感じられるかもしれません。

    次に、上の言葉をパーソナルカラー理論の「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」の言葉へ置き換えてみます。

    ///スプリング
    「わー、まるでおとぎ話の中にいるような世界!あちこちに花が咲き乱れ、ピンクやパステルカラーがいっぱいで、心が跳ねるように軽やかでワクワク。全身が笑顔になります。」

    ///サマー
    「なんて優雅で気品に満ちた空間でしょう。花々がまるで繊細なアートのように配置され、上品な美しさが漂っています。静かに力が湧いてくるようで、内側から洗練された喜びが満ちてきます。」

    ///オータム
    「まるで森の中にいるような、心が穏やかになる場所。花々が自然な形で咲き誇り、柔らかな風が肌を優しく包んでいく。ゆっくりと体が癒されていき、自然と力が湧いてきます。」

    ///ウィンター
    「強さとエネルギーが満ちた場所。花々が力強く咲き誇り、その色は鮮烈で、視界にインパクトを与えています。圧倒されるような力がみなぎり、心の奥底から強さが引き出されていきます。」

    まるで色彩そのものが語りかけてくるかのような感覚になりませんか?
    上にある言葉を、パーソナルカラー理論に基づく4つのシーズン(スプリング、サマー、オータム、ウィンター)の文章に置き換えてみると、同じ喜びや力強さを感じるシーンでも、シーズンごとにまったく異なる印象や表現が生まれます。

    さらに、スプリング×サマー、オータム×ウィンターなど、言葉を組み合わせることでも表現の幅が多様に広がります。
    これこそがCNEH理論の真髄です。
    異なるスタイルを掛け合わせることで、それぞれの個性が際立ち、色彩のパワーが倍増していくのです。
    例えば、オータムの深みとウィンターの鮮烈さを掛け合わせると、強烈なインパクトと安定感が融合した印象が生まれます。大地の温かさと空気の冷たさが一体となったような、力強くも調和のとれた表現を楽しむことができます。

    異なるスタイルや要素を組み合わせていくこと(色の掛け合わせ)によって、表現の幅が一層広がり、これらを取り入れることで、日常にふとした驚きや創造性が加わり、より豊かな色彩の世界を楽しめるでしょう。

    text narasaki etsuko


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