神山瑤子先生エッセイ【肌の色を見分ける】③

    人間の肌の色は、その人がどの民族、

    人種に属していようと同じです。

    色相でいうとオレンジ色の範囲に入ります。

    北方系の人の肌の色が白く、

    南方系の人の肌の色が黒く見えるのは明るさの違いであって、

    色相は同じものなのです。

    ですから、どこの国の人の肌色の色みでも、

    今学んでいることでじゅうぶん通用します。

    肌の色は、オレンジ色を真ん中とすると、

    一方は赤みの方へ行き、

    もう一方は黄みの方向へ広がっていきます。

    赤みの橙、黄みの橙ということになるでしょうか。

    その肌色に血管の赤みや青み、さらに緑み、

    見え方によっては紫みを感じる人もいるかも知れません。

    そして、皆さんがとても嫌いな、シミ、

    そばかすに関係してくるカロチンなどの色など

    (普通は茶色系やベージュ系などの色)が重なってきます。

    さらに大事なことは、

    その日の体調によっても肌の色が

    違って見えてくるということがあります。

    これを見抜かなければならないのですから、

    カラーリストの仕事は大変なのだなと

    改めておもいます。【つづく】

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    カラースタジオ イヴ・ガーデン代表 神山瑤子


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