- 2014-10-27
- Yoko Kamiyama
- イヴ・ガーデン, カラー, 似合う色, 内面
Text&Illustration:Yoko Kamiyama
暖かみのある色彩とアクセントカラー
秋から冬にかけて、自然と私たちは
暖かく感じる色がほしくなっていきます。
いろんな色の中から、暖かい色はどんな色?と聞かれると、
即座に私は「オレンジ色」と答えます。
人が暖かいと感じるのは、ほんわかと身体に程よく
気持ちいい量の太陽光を浴びている時でしょう。
それでは、色はどうでしょうか?
たくさんある色の中で、一番明るい色は黄色です。
光をたくさん浴びている色といってもいいでしょう。
違う表現をすると、光の反射率が多いとも言えます。
黄色より明るさが減少した暖かい色合いは
オレンジになり、やがて赤系になります。
その中で一番暖かく感じるのはオレンジ系といわれています。
ちなみに食欲を増す色もその周辺にあるとされています。
青系や青紫系などは、光の反射で影の色とも言われます。
ですからオレンジ系とは反対に、寒さや涼しさ、暗さを感じさせます。
食べ物の色も、これらの色は少ないはずです。
お皿や食べ物の全体の色が青かったりすると、
もう食欲はがた落ちですよね。
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補色をアクセントカラーに
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私は以前にも増して季節感、自然感を
大事にするようになってきました。
色彩の使い方、見せ方もいろんな方法で試してみましたが、
究極はやはり自然にあると思っています。
だから、季節の観察が大切になってくるのです。
自然の色だけで全体を構成してしまうと、
少しつまらなく見えてしまう…。
そんな時は、アクセントカラーをプラスするのがオススメです。
これは色彩構成が単調になったり、ぼやけたりして、
どこかにリズム感がほしいと感じた時に使いたい方法です。
色の面積は全体の5%ぐらいといわれています。
たとえば秋のイメージでベージュを主に使い、
オレンジ色などで変化をつけてみたけれど、
もうひとつ何か引き締まったものが欲しい…と感じたときには、
ブルーなどの濃い色をアクセントに使ってみると面白くなります。
オレンジとベージュは同じ色系ですから、
その中に反対(補色)の色系をもってくると、
アクセント効果がでてきます。
色相(色み・色あい)などの補色の関係を下記に挙げておきます。
参考にしてみてください。
これからの季節は皆さんどうぞ暖かい色を使って、
温かい心と温かい生活空間で元気にお過ごしください。
【神山瑤子先生エッセイ】Back Number
向上心が自信につながる
自分色でやさしく包み込む
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四季の移ろいと一緒に自己変化
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