神山瑤子先生エッセイ【春②】

    桜の花がピンク色を染め始め、

    それを「きれいだなー」と眺めていると・・・・

    おもわず空も一緒に眺めていませんか。

    桜のピンクと空のブルーが溶け込んでいきます。

    綺麗です。美しいです。

    私たちは、桜の花を部分的に眺めているようですが、

    桜の花、木々、その後ろに広がる空、

    そして周りにある建物まで、

    大きな空間、

    大きな世界を、

    桜の花を見ることを通じて見ています。

    小さなものを見るということは、

    それだけを見ているようで、

    実は大きなもの、

    宇宙を見ているのかも知れないと思うようになりました。


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