【神山瑤子先生エッセイ】秋の色彩

    秋画像神山イラストより
    Text&Illustration:Yoko Kamiyama

    暖かみのある色彩とアクセントカラー

    秋から冬にかけて、自然と私たちは
    暖かく感じる色がほしくなっていきます。
    いろんな色の中から、暖かい色はどんな色?と聞かれると、
    即座に私は「オレンジ色」と答えます。

    人が暖かいと感じるのは、ほんわかと身体に程よく
    気持ちいい量の太陽光を浴びている時でしょう。

    それでは、色はどうでしょうか?
    たくさんある色の中で、一番明るい色は黄色です。
    光をたくさん浴びている色といってもいいでしょう。
    違う表現をすると、光の反射率が多いとも言えます。

    黄色より明るさが減少した暖かい色合いは
    オレンジになり、やがて赤系になります。
    その中で一番暖かく感じるのはオレンジ系といわれています。

    ちなみに食欲を増す色もその周辺にあるとされています。
    青系や青紫系などは、光の反射で影の色とも言われます。
    ですからオレンジ系とは反対に、寒さや涼しさ、暗さを感じさせます。

    食べ物の色も、これらの色は少ないはずです。
    お皿や食べ物の全体の色が青かったりすると、
    もう食欲はがた落ちですよね。

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    補色をアクセントカラーに

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    私は以前にも増して季節感、自然感を
    大事にするようになってきました。
    色彩の使い方、見せ方もいろんな方法で試してみましたが、
    究極はやはり自然にあると思っています。
    だから、季節の観察が大切になってくるのです。

    自然の色だけで全体を構成してしまうと、
    少しつまらなく見えてしまう…。
    そんな時は、アクセントカラーをプラスするのがオススメです。

    これは色彩構成が単調になったり、ぼやけたりして、
    どこかにリズム感がほしいと感じた時に使いたい方法です。
    色の面積は全体の5%ぐらいといわれています。

    たとえば秋のイメージでベージュを主に使い、
    オレンジ色などで変化をつけてみたけれど、
    もうひとつ何か引き締まったものが欲しい…と感じたときには、
    ブルーなどの濃い色をアクセントに使ってみると面白くなります。

    オレンジとベージュは同じ色系ですから、
    その中に反対(補色)の色系をもってくると、
    アクセント効果がでてきます。

    色相(色み・色あい)などの補色の関係を下記に挙げておきます。
    参考にしてみてください。
    これからの季節は皆さんどうぞ暖かい色を使って、
    温かい心と温かい生活空間で元気にお過ごしください。

    補色

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